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アイ・ワークnews vol.29

「アイ・ワークnews」のvol.29が完成しましたのでご案内いたします。

今号は
・「夏休み自由研究(箱カメラ)」
・「デザインは廻っていく」
上記のラインナップとなっております。

弊社は8月決算ですので、9月から新しい期を迎えております。

新しいスタッフも増え11名体制となった今期は、更なる成長と飛躍に向けて取り組んでまいります。

これからのアイ・ワークにぜひご期待ください!

以上、お忙しいところ大変恐縮ですが、お時間ある際にぜひご一読ください。

宜しくお願いいたします。

夏休み自由研究(箱カメラ)

早いもので、もう9月ですね。夏休みはゆっくり過ごされましたか?

 我が家では7月中旬から子ども達が夏休み。今年も宿題に追われておりました。

 中でも毎年困るのが自由研究(息子の学校は工作も可)。

早い段階から今年はレジンで工作する!と決めていたはずなのに、ぼんやり見ていたスマホでピンホールカメラキットを見つけてしまい、急遽方向転換となりました。

 見つけたキットはなかなかのお値段(右下にあるやつ。めっちゃかっこいいし私が普通に欲しい)。小学生の工作に出せる金額ではありません…

 YouTubeを見まくり、100均で材料を揃え、厚紙を切り抜いてやり、やる気のない息子のオケツを叩きながら、なんとか作りあげました。

 カメラ本体は簡単に作れるのですが、現像のハードルが高い。青焼写真ができる感光紙が手に入らないのです。数年前には100均にもあったようなのですが、今回は見つけられず、スマホで撮影したものを出力することにしました。

 チェキ風に加工して出力したところ、なんともエモい写真になりました。

 ふんわりした色味でピントも甘いのですが、それがいい!ただのご近所の風景が映画みたいになりました。

 本体は夏休み明けに提出してしまったのですが、持って帰ってきたら、またたくさん撮影して遊ぼうと思います。

デザインは廻っていく

 世の中でどんなデザインが流行するかは時代によって違いますが、最近は過去に流行っていたものをアレンジしてリバイバルさせているものが多いなと感じています。

 上の写真は、東京で見つけた「洋食 ヨシカミ」さんの看板です。近年の道端ではあまり見かけない書体・雰囲気だな、と思い撮影しました。調べると、終戦直後の1951年に開店したようで、まだまだ大変な復興途中だったようです。

1960年に建て替えた際このキャッチコピーを思いついたようで、この看板はその当時の雰囲気を残しているのかと思います。(塗り直したりはしていると思いますが)

 今まではこういう物を見ても「ああ昭和っぽいフォントだな」くらいの感想しか湧きませんでした。1950~60年代に流行っていた曲のレコードのジャケットや、街並みの写真にはよくこのような雰囲気のフォントがあります。

 

 今回この看板のお店の詳細を調べ、時代背景を考慮し、あくまで私の憶測でしかないですが、当時の昭和のデザイナー達には「これから復興する中でみんなを元気づけたい」「楽しませたい」「平和になって嬉しい」などの思いが無意識にあり、それが反映されていたのではないかと思いました。少しおちゃらけているようなキャッチコピーや大胆な文字の形から「良くしていこう、楽しくなろう」というイキイキとした意図を感じます。

 数年前から「はいよろこんで」のMVなど、昭和レトロオマージュがよくされています。そこで使われている書体やデザインも上の看板に近いもの。

1周回って新鮮で面白いと若者から評価されているようです。「1周回って新鮮」と言われているものは昭和の当時はメインストリームなデザインだった訳だし、今から20年くらい前では「ただ古い時代もの」と扱われていたと思うと不思議です。

 一体、次の時代はどんなものが流行るのでしょうか?全く新しいものなのか、リバイバルなのか…その時にならないとわからないものです。

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